本日は家で安静にする必要があり、やることもないのでブログ更新2回目です…
4/24に参加した「第8回東丹沢宮ケ瀬トレイルレース」について忘れないうちに詳細記載したいと思います。
【大会概要】
NESチャンピオンシップシリーズの第一戦として、4月下旬に開催されています。
http://www.k-y-trail.com/higashitan/
今年は4/24で、同日には奥三河パワートレイル等がありました(UTMFポイント資格レース)。
距離は約32.1km、制限時間は7時間、トレイル率は40%程度、標高差1,116m。
累積標高は未計測ですが、私のGPSウォッチだと、1,400mくらいだと思われます。
よって、ロード中心のコースでトレイル初心者やロードランナーに向いているコースと言えますが、トレイルに入ってからの急登は結構キツく、ロードを10km飛ばしてくると脚に相当ダメージがきます。
今年の出走者数は740名、完走者数729名、完走率98.5%です。
【コース】
宮ヶ瀬湖畔園地スタート~早戸川林道~早戸川橋~観光センター入口~伝道~榛ノ木丸~姫次東(山①)~大平分岐~大平~奥野林道~松茸山(山②)~早戸川橋~早戸川林道~宮ヶ瀬湖畔園地フィニッシュ
第1関門は10.8km地点の本間橋で、スタートから続くロードが終わる地点、第2関門は20.8km地点の大平で、トレイルを抜けてロードに一度降りてくる地点の2ヶ所です。
↓コース図、画像が悪いですね…
このコースは、メジャーな表尾根・大山、塔ノ岳から見ると北の方に位置しますが、私が持っている山岳マップでは、伝道から榛の木丸(ハンノキマル)ルートが載っていない…
そこから姫次に抜けて大平分岐に行き、大平から松茸山からはありますが…
後述しますが、実際に走ってみると、前に人がいたり目印があると安心しますが、途中で「コースロストしたんじゃないか!」という箇所があり、結構大変でした。
実際にロストしている方も数名いたみたいです。
纏めると、コース構成は①ロード10km、②姫次東までの登り、③大平分岐までの下り、④下りロード、⑤松茸山の軽い登り、下り、⑥ゴールまでの5kmロード、という感じです。
【スタートまで&装備】
スタートは8時、受付は6時から。家からは1時間半くらいかかるので、4時半過ぎには出発。
クルマで中央道に乗り、相模湖インターを出て、宮ケ瀬湖畔まで下道を進む。
大会案内には相模湖インターから、と書いてあったがインターから東に戻るので、相模湖東インターの方が速かったんじゃないかと思う。
下道途中でコンビニによりトイレとパン(ゴール後に食べる為)を調達。
宮ケ瀬湖畔園地に着いたが意外と時間がかかり、6時半前に。けど人はあまり多くない。
天気予報は曇りだったが、朝からずっと雨で、高速に乗っている時は大雨
小康状態にはなったが、継続的に降っている。天気予報は外れたか…
駐車場は結構広くて簡単に停められた。受付はスムーズ。
クルマの中でゼッケンとチップを装着するが、装備に悩む
昨年のキタタン(7月)も雨で、コース変更となったこともあり、バックパックや水、レインウェアが嵩張って動きづらく持参したことを途中で後悔したが、今回はどうするか…
放送で山の上は10℃くらい、現在地は14℃というアナウンスを聞く。
雨は全く止む気配はなし。
「よし、雨が降り続くのなら水分は不要。補給食はウェアに持参すればよいのでバックパックなしでいこう!」
と決めて、以下の装備にしました。
・ウェア上インナー : ファイントラック タンクトップ
・ウェア上 : レイドライト トップパフォーマー ノースリーブ
・ウェア下 : サロモン S-LAB SENSE SHORT
・ソックス : タビオスポーツ トレイル用
・シューズ : イノベイト トレイルロック255
・その他 : レイドライト パスマウンテン(バフ)、レイドライト アームカバー、グローブ、オークリーサングラス
・補給食 : ショッツ×3(すべて補給)
↓スタート前。右奥が荷物預け場所。
↓スポルティバブース。
↓雨はずっと降っていました…晴れた日にトレイルレースがしたい。
スタート30分前になり、荷物を預けてスタート前のロードでアップ。雨が降っているのでダッシュ多めに短めで。
15分前になりスタートラインへ。バックパックを背負っている人は多いが、前の方はない人が多い。
中にはランパン&ランシャツも!よく見るとランニングシューズの人もいる!ロードが6割なのでランシューなのでしょうが、こんな雨のドロドロトレイルで山を登ったり下ったりできるのでしょうか???
私は前から5列目くらいか。スタートダッシュが肝心!と考えているうちにスタート!
【今回のレースプラン】
ここで今回のレースプラン。
・昨年の40歳代のトップタイムを参考に、3時間前後でゴール(5’36/km平均)が目標。
・前半10kmのロードはキロヨン程度で進む。
・心拍数は170bpm未満として疲労を溜めないようにする。
・トレイル区間では登り下りともに抜かれないようにする。
・最後のロードではペースが落ちるが、4’30/kmを超えないようにする。
■スタート~第1関門(10.8km地点):359-358-359-356-420-442-447-448-541-540-523(11km:51'18)
スタートからフラットコースから坂を登り、下り基調で進むコース。
トップは大体キロ3分前半くらいで進む。私も序盤は見える範囲内で付いていく。
ロードの下りに入り、飛ばし過ぎた人が段々落ちてきて拾っていく。
ここでは無理をしない。最初の1kmは3’59/km。だが、心拍数169bpmと高め。
そんなに疲れてはいないが、後できつくなるのでペースダウンしようと思うが、一度走り始めると難しい…
最初の5kmくらいまでは下り、それ以降が登りのロード。
下りのロードはトレイルロック255では滑る感じがして少し慎重になる。
周りを見ると、ランパン&ランシャツの方がいて勿論、バックパックは背負っていない。それどころかランシュー?のようなシューズ。さすがに速い!
5kmからの登りになり、落ちてくる人がいて拾って順位が上がるが、心拍は170を超えている!ヤバイ、疲れている…こんな状態でトレイルを登れるのか不安。
登りのロードは結構キツく、ペースも5分後半にまで落ちる。
10km通過が手元の時計で45’55とキロヨンなど維持できないレベル…
やっと第1関門に到着(本間橋)。水をのみ、ショッツを一つ補給。一人に抜かれる。
■本間橋~伝道~榛ノ木丸~姫次東~大平分岐~大平(20.8km地点):644m→1397m→約700m
836-1834-1607-757-804-455-743-848(21kmまで:2:21’52)※GPS誤差あり。
本間橋からはガレ場が少しある林道。先ほど抜かれた人を捉えて抜き返す
最近、トレイルの練習を重ねているので、以前は嫌いだったガレ場や下りは多少上達した感じ。走る場所を少しは分かってきたかな?
なんて考えているうちに再度抜き返され、勝手な思い過ごしだったことがよく分かった
ペースがロードに比べて落ちたため、心拍も安定。170bpm未満となり、取り敢えず抜かれた人に付いていく。
その前に二人ほどいて、後ろは全くいない状態。結構楽な気持ちで進める。ロードで結構引き離したか?
恐らく伝道という場所(12.5km地点)からトレイルへ。最初はそれほど傾斜はないが、道が分かりにくい。
小さな川を渡るセクションがあり、私の前の三名がコースロストし私が先頭に。
少し速めのペースで登るが、今度は私がロスト。リカバリーする際に木に脚をぶつけてしまい少し負傷…
4人のうち3番目で進んでいくが、後ろの一人が遅れていき、前二人には引き離されて独走態勢になる
しかも道が分かりにくい。ずっと一人で急登を進んでいく。雨は全く止まずにトレイルはドロドロ。
トレイルロック255では登れずに時々滑って落ちる。その繰り返し。結構きつかった
この状況で登れずにスローペースで行く人を拾っていく。少しすると後ろから2名が追い上げてきた!
少しペースを上げるが、時々、看板もなにもなく、人の足跡を頼りに進んでいるときがあるので、ロストしていないか心配になる。後ろからも来ているので大丈夫と安心しながら進む。
ただ、後ろから来ている2名をこれ以上は引っ張って行けず、ロストしていないかの不安もあり、道を譲る。
結構速いペースで登っていくので追い付けなかったが、もう少しで榛ノ木丸らしいと言っていたので一安心!
やっと登り切り、榛ノ木丸に到着!少し進むと、本レースの最高到達点の姫次東にも到着!
ここから下り。ちらっと見ると崖のような下り…雨で更に不安定。
行くしかないので進むが、危なくて仕方ない。ここで2名に抜かされる。
その2名に付いて暫く進むと、木でできた下りの階段だが、階段の間が少し離れたセクションになる。
これは怖くて飛ばせない…慎重になり進むが、そのセクションが終わるとぶっ飛ばせるセクション、また階段、その繰り返し…
その階段の場所以外はこのレースの中で一番気持ちの良い下りであった。
18.3km地点の太平分岐に差し掛かる。ここ辺りでスタッフの人から「現在25番(だったかな?)」と言われて少しやる気になる
さて、また下りのセクション。ここでアクシデント。右脚が攣りはじめてきた初めての体験。ヤバイ。
後ろをずっと走ってきた人に道を譲り、攣らないように慎重に下りの階段が多いトレイルを進む。
脚がコントロールできなくなり、下りの階段で何度も転んでしまう。また一人に抜かれた…
何とか数名に抜かれただけで20km地点を通過し、山を下りて、第2関門の20.8kmへ。
■奥野林道~松茸山~早戸川橋~早戸川林道~宮ヶ瀬湖畔園地ゴール(22km~32.1km):700m-510m-585m-284m 500-445-435-445-815-725-453-503-436-459-445(GPS上は30kmと誤差あり:3:09’26)
第2関門では水とバナナをいただく。水を渡してくれたのが可愛い女の子で、自分の顔が泥まみれになっていないか、少し気にしてしまう…
それはともかく、やっとロードに入り脚が攣らないように、力の入れ方を変えながら下りのロードを走っていく。
このセクションでも前も後ろも誰もいない一人旅。このレースでは結構こういう状況が多かったです。
前が見えないかと思い、結構気合を入れて飛ばすも全く見えない…
自分では飛ばしているつもりでも、下りなのにキロ4分半も切れない。心拍数は160前後と全然問題ないが、脚に力が入らない。
そうこうしているうちに、後ろから足音がして、一人に抜かれてしまう。これで30番くらいか??さすがに40歳代でも前に結構人がいるだろうから入賞は難しいだろう、と考えていました。
とにかく、最後まで脚が攣らずに全力でやれればと思い、ロードをひたすら走り続ける。
4kmほど走ると、係員の人がいて右を指している。トレイルに入るのが分かった。
松茸山の最初の登りは全然きつくないが、最後の階段が相当堪えた…登ったところが最高点。
下っていくと、今度はまずいことに左脚が攣りそうになる…その先にはさっきロードで抜かれたランナーが!
下りは私の方が速いみたいで追い付くが、こっちは脚が攣りそうで、いつ攣るか、かなり心配になる。
どうせロードに入れば抜かれると覚悟を決めて、下りトレイルでは突き放す。
あっという間にトレイル区間が終わり。ロードに入る。
係員の方が「ラスト4.8km!」と言ってくれて気合を入れ直した瞬間、左脚がピキッとなり攣りそうになる。危なかった
ただ、ペースは全然上がらず5分/km前後がやっと。当然ながら、さっきトレイルで抜いたばかりのランナーに呆気なく抜かれる…
あとは気合で進んでいくのみ。今度のトレイルからはいつものように絶対にカーフをするんだ!と心に言い聞かせながら走り続ける。
ロードは下りだけでなく登りもある峠道ですが、あと2kmくらいと思われた地点で、後ろにランナーの姿がチラッと曲がりくねった道の後方から見える。
ここでもう抜かれたくない、と気持ちを入れ替えてペースを上げる。
やっと宮ケ瀬湖が見えてきた。もうすぐゴールだ!
と思われた瞬間、駐車場の周りの茂みを周らされる、少々じらされるルート…
どこがゴールなんだ!!と思いながら前を見ると、ひとりのランナーが!
久しぶりに前にランナーを見たと思い、目標にしてスパートをかける。さすがに追い付かない…
後ろからは少し離れたところに、先ほど追ってきているのが見えたランナーがいた。
やっとの思いでゴール!!!終わった。
シューズのチップを外してもらい、椅子に座って休んでいると立ち上がりたくない気持ちになるくらい疲れた
完走証をもらうと、総合順位は予想通りだが、年代別で3位と書いてある!これは意外でした。
表彰式もやっていただきました。純粋に嬉しかった。
ただ、あれだけ中盤~後半に抜かれて年代別3位と言われても…という感じがしますが、やっぱり総合29位というのがまだまだと感じます。
今回、終始雨のレースで大変でしたが、良い面も改善点も発見できました。
マラソンもトレイルも言えますが、事前にレースプランをしっかり定めて、レースのかなり前から直前の調整含めてトレーニングを行い、直前ギリギリまで戦略を熟考した上で、本番では滞りなく実行することが大事ということがよく分かりました。
当たり前のような気がしますが、私も結構ブッツケ本番のレースもありますし、そういう場合は結果も良くないので、当たり前でもないような気がします。
トレイルレースは、特に装備など含めて戦略のバリエーションが多いので、その状況に合わせて選択した人が納得のいくレースが出来ると思います。
このレースで私はシューズとカーフ装着の選択を誤ったような気がします。
事前のトレーニングでは、もう少し傾斜のキツイ場所を練習すればよかったと思いました。
次はしっかり準備したうえで上を目指したいと思います。
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